ユニセフが発言した「人間は生まれてから36か月でその子の一生が決まる」という言葉を知っていますか。
幼児教育が重視されるきっかけとなった言葉です。
ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマン教授が著書『幼児教育の経済学』のなかで6歳までが人間の能力を形成する時期だと発言しているように子供の早期教育は大きく将来を左右するという見方があります。
そんな幼児教育のスペシャリストである乳幼児教育アドバイザーが今、大きな注目を浴びています。
乳幼児アドバイザーとは
株式会社ギフト教育ラボが開催している民間資格で、乳幼児期の脳や心を理解し、子どもの才能や個性をうまく引き出させる幼児教育専門の資格です。
乳幼児期教育アドバイザーは、昔は幼児教育アドバイザーともいわれ、科学的根拠を基に子供の行動や考えについて理解していきます。
一見、科学的にということが感性からかけ離れているように見えますが、実際に子供を理解するうえで心を読み取るために必要な作業となっています。
幼児教育の意識が高く、幼児教室や英語教室に通わせるなど早期教育に関心のある保護者が多くなっている中で、乳幼児教育アドバイザーの需要はますます高まっています。
資格取得のために
乳幼児教育アドバイザーの資格を取るためには、ギフトラボが開いている講座を受講します。
保育士や幼稚園教諭などを対象にしたこの講座は、脳科学者と臨床心理士である2人の専門家が監修・講師を務めており、楽しく学びながら幼児教育のスキルと身に着けることができると評判がいいです。
乳幼児教育アドバイザー2級
乳幼児の脳と心の発達段階を座学で学ぶコースです。脳の構造や食育・乳幼児の心の動きなどを学びます。
学習能力や社会性などを見据えた、食事・五感・記憶・言語発達・発達障害のトレーニング法を学びます。
また、子供との接し方もここで学びます。どうやったら才能を伸ばせるのかなどの専門知識を基にした子育て全般をサポートできる教育者になるための仕組みを学びます。
乳幼児教育アドバイザー1級
教育者として実践するためのコースです。教材を正しく使い、2級の内容をしっかり理解できているかを学ぶ実技訓練のコースとなります。実技のため、実務で活かしやすい講座です。
乳幼児教育マスターコース
1級・2級で学んだことを前提に「脳」と「心」の発達への理解、講師として人を育てる方法や、立ち振舞などを学ぶプログラムです。インターンもありますのでとても勉強になります。
費用
乳幼児教育アドバイザー2級
受験料金:148,000円
乳幼児教育アドバイザー1級
受験料金:236,000円(2級の学科費用も含む)
乳幼児教育学科コース
受験料金:98,000円
まとめ
乳幼児教育の専門家である乳幼児教育アドバイザーですが、保育士や幼稚園教諭意外に独立という道を探す人もいます。
また、カルチャーセンターでの講座を開いたりしている方がいるなど幅広く活用でき、需要の高い講座ですので一度、取得を考えてみるのはいかがでしょうか。